もかみカフェ

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どんでん返し!意外な結末を迎えるミステリー!

今日は自分の記録用に、最後の最後で「え?嘘でしょ!?」と呟いてしまうミステリーについて書いていきます!

私はわりと素直に読むタイプなので、びっくりしやすいのかもしれませんが…

二時間ドラマだとけっこう犯人は早い段階で目星をつけて、だいたい当たるんですよ(^^)二時間ドラマファンの方はキャストを見ただけで犯人わかったりしますよねー!

ミステリ小説でも中盤で、犯人や動機の見当が付くこともあるのですが、今日まとめていく物語は本当に結末で驚いたものばかりです!

どんでん返しミステリを探している方の参考になれば嬉しいな。

読むジャンルは偏ってるので、現時点での自分の記録も兼ねて書いていきます!

 

◆降田天 「彼女は戻らない」 宝島社文庫

 

「女王はかえらない」で第13回このミス大賞を受賞されたユニット作家、降田天さんの作品。編集者の楓、官僚の棚島の二人の日常が交互に書かれます。

SNS を通じたトラブル。どんどん精神的に追い込まれていく。登場人物全員がそれぞれに悪意を持っており、誰にも共感しにくいのだけれど、人間の悪意、保身、小さな嫉妬、承認要求。匿名のSNS 上にはたくさん溢れていますよね。現実でうまく消化できない気持ちを匿名の世界にぶつけたり。人間の小さな悪意って本当に怖い。

そして、最後まで読んで……え?

思わずページを遡りました。最初から、こうでしょ?と思わざるを得ない展開だったから、まさかの結末に驚きました。結末を知った上で読むのも面白いかもしれない。

後味はよくないですが、読みごたえはありました。

 

 

知念実希人 「誘拐遊戯」 実業之日本社文庫

女子高生誘拐事件が発生。犯人を名乗る「ゲームマスター」は交渉役に、元刑事の上原真吾を指名する。ゲームマスターのミッションに東京中を駆け回る上原。スリリングな展開にページをめくる手が止まらない!

ゲームマスターの正体、本当の目的は意外すぎて…!

「嘘でしょ!?」

あまり話すとネタバレになってしまうのでぜひ読んでみてください(^^)後味はやっぱりよくはないです。

個人的に元刑事、上原さんは佐藤浩市さんのイメージで読んでいました。

 

 

麻耶雄嵩 「神様ゲーム」 講談社文庫

これはミステリなのか?ちょっと迷いましたが、自分史上一番後味の悪い物語でした!この本、地元の図書館ではYA コーナーに置いてあるのですが、繊細で純粋な小学生や中学生が読んだらトラウマになるんじゃないかしら?

って言うくらい…ラストが!!!!ちょっと衝撃的すぎΣ(-∀-;)

自分を神様と名乗る転校生、鈴木がやって来て主人公の芳雄について連続猫殺し事件の犯人を告げる。

続きが気になって読み進めてしまいますが、この終り方は…!!

きれいな世界しか信じていない人にはえげつなさすぎて。

悪口みたいになってしまいましたが、この衝撃は未だに他の物語では味わったことがないので、確実に面白いです。

続編もあるようなので、読みたいと思っています!

 

 

◆黄昏の百合の骨 恩田陸 講談社文庫

みんな大好き、理瀬シリーズ。

こちらは何度も再読していますが、何度読んでも最後「マジかー!」ってなります。

麦の海に沈む果実からまた読み返したいですねー。理瀬シリーズは不穏な空気にときめきます。

最新作も未読なので読むのが楽しみです!

 

 

歌野晶午 「葉桜の季節に君を思うということ」 文春文庫

二度読み必至と話題になっていた物語。

これはやられたー!

色々細かく書けないので、未読の方はぜひ!

小説ならではの面白さです。

後味も悪くないですよ😃

 

 

今回は後味があまりよろしくない、ラストでびっくりな物語を集めてみました。

私が未読の面白いミステリはまだいっぱいあると思うので、これからも楽しく読書していきたいと思います。