もかみカフェ

読書記録とかお茶とか🌼防備録とひとりごと日記

夏に読みたい!タイトルに夏がつく小説を集めたよ♪

タイトルに夏がつく小説、意外とたくさんありますよね。
私は夏が好きなので、小説の中の季節が夏だとそれだけで嬉しくなってしまいます。
蝉の声、風鈴の音、長い夏休み。海、山、キャンプ、花火や虫採り、カキ氷😊🏖️
子供の頃の夏は特に特別な季節に感じます。
外で遊ぶのも楽しいですが、涼しいお部屋や縁側で読書っていうのも夏らしくていいなあーと思うので、私が読んで好きだな!と思ったタイトルに「夏」がつく小説をご紹介していきますね!
学生さんにもおすすめだよー!

※私の好みは偏ってます。皆が好きなあの人やあの人の小説がないじゃないか!と言う事が多々あると思うけど気にしないでね。

永井するみ 「カカオ80%の夏」 ポプラ文庫

とても大好きな作品です。
読んでいて楽しい気持ちになる。
タイプの違う女の子、凪、雪絵、紀穂子、ミリ。
クールな凪が雪絵のために一生懸命動いて、色んな人に出会って、
「もしかしたら、私は幸せなのかもしれない」って思う。
後味スッキリ!そしてすごく楽しかった。
十代の女の子ってすごく複雑なんだよね。ちょっとした事、となりの友達が羨ましかったり。それぞれ色々ある。
だけどカカオ80%のチョコレートみたいに甘すぎず、ビターな中にちゃんと甘さがあってクセになる。女友達ってそういう感じがいいよね。と、楽しい気持ちで読める素敵な作品です!

文庫版には収録されていなくて残念なのですが、単行本の永井するみさんのあとがきも好きです。

続編、「レッドマスカラの秋」も面白いのでぜひ!
本当は冬、春と続く予定だったそうなのですが、永井するみ先生が亡くなられた事により叶わず…残念ですが、主人公の凪がとっても素敵な子なので、手にとって読んでみてもらえたら嬉しいです😊✨

百田尚樹 「夏の騎士」 新潮文庫

爽やかな作品です。
ぜひ夏に読んでもらいたいなー✨
クラスではいまいち冴えない位置にいる三人の男子が、騎士団を結成して色んな体験をして成長していく物語。
かつて子供だったあなたには、懐かしく胸が苦しいようなくすぐったいような、あの頃のもどかしさや悔しさ、たくさん思い出したりするでしょう。
現在、彼らと同世代の若いあなたには、きっと勇気と元気が湧いてくる!そんな物語だと思います(^^)
私が小学六年生だったのはもう遠い昔の事だけれど、騎士団の皆を応援しながら読みました。ずるしたり、諦めたりしないで、最後まで頑張る事、大事だよね。
大人になった今もなかなかできなかったりする。
今の自分も、自分なりに頑張ろうと爽やかな勇気をもらえると思う!
「ベストを尽くせば結果は恥じることはない。恥じなければいけないのは、ベストを尽くさず逃げる事」

◆ロバート・A ・ハイライン 「夏への扉福島正実訳 ハヤカワ文庫

タイトルに「夏」が付く小説、と言えば真っ先にこの作品を思い浮かべる人も多いのではないかな?
夏になると読みたくなる物語のひとつです。
物語の前半は、主人公のあまりの不運に鬱々とした気持ちになり、どうなってしまうのかしら…とやきもきしますが、、、
後半から、まるでジェットコースターに乗っているような勢いと楽しい爽快さに前半の鬱々とした気持ちも吹っ飛びます。
私は多分、この作品がはじめて読むSF小説だったのですが、 冷凍睡眠やタイムスリップなど、SF 初心者でも絶対楽しく読めると思う!
そして、どんな特殊設定の舞台のなかでも、結局自分の努力と信じる力で未来は変わっていくんだ!と、諦めない勇気をもらえる物語です。
主人公の発明品も興味深いし、強くてかっこいいジンジャーエールの好きな猫のピートも魅力的です。

最近映画化しましたねー。映画も面白そうです🎵

タイトルに「夏」がつく作品、まだまだたくさんありますが、今回は私の好きな三作品をご紹介しました!
この記事を書いたのは、「カカオ80%の夏」を紹介したかったから(^^)というのがいちばんの理由なのですが、夏の読書ってどの季節より特別で印象深いような気がするのです。読書感想文とか無理やら読まされるような宿題もあったりするし…。
私だけかもしれないけど、夏休みや、夏に読んだ本って何年たっても心の中に深く残っている事が多くて。
どの季節の読書も最高なのですが、個人的に夏の読書はやっぱり特別だと思います!
もうすぐ今年の夏も終わってしまいますが、残りの夏も楽しい読書時間を過ごしたいと思っています☺️