もかみカフェ

読書記録とかお茶とか🌼防備録とひとりごと日記

#2021年の本ベスト約10冊

気がつけば1月も半分以上過ぎてしまいました!

ブログ放置気味だけど、これだけは今月中に書いておきたいので、頑張ってまとめます😆

 

ツイッターの読書垢の皆様が、年末に投稿していた、

「#2021年の本ベスト約10冊」

読んでいるだけでも楽しくて、私も10冊考えよう…と思ったのですが…

数日考えてもなかなか選びきれず…

やっとの思いで選んだ10冊↓↓↓

 

 

賀十つばさ/バニラな毎日

梨屋アリエ/キズナキス

阿部智里/追憶の烏

古内一絵/さよならの夜食カフェ

加藤シゲアキ/オルタネート

百田尚樹/野良犬の値段

養老孟司/猫も老人も、役立たずでけっこう

恩田陸/灰の劇場

浅倉秋成/六人の嘘つきな大学生

荻原規子/エチュード春一番

北森鴻/桜宵

 

2021年、最初に読んだのが「野良犬の値段」

百田尚樹の初ミステリーです。

これは面白かったんだよ〜。後半が特に。そして見事なエンディング。

笑顔になっちゃうミステリー。

百田アレルギーの人も面白い本が読みたければ読むといいよ。

さんざん迷って、正月だしいっか!と単行本を買いました😊✨

 

本当に面白い小説って、何度読んでも面白いんだよね。

結末を知っていても。

これはそういう物語でした。

私にとってはね!

 

そしてその後、仕事終わりに寄った本屋さんでさんざん迷って購入したのが、加藤シゲアキ「オルタネート」

美しい表紙がまず好きで、手に取ったらまだ未読なのにこれは好きなやつだ!と思ったので購入しました🤣

 

実際読んで、読み終わるのがもったいないくらい好きでした。

ソーダ水に、カラフルなラムネを落としたみたいな、シュワシュワした色鮮やかな物語。若くてキラキラした時代を思い出しました…

 

言葉選びが丁寧で表現が美しいなあと思う。

 

加藤シゲアキさん、昨年はオルタネート、チュベローズで待ってる、Burnの3冊を読みましたが、どの作品も好みでした!

 

面白さはチュベローズがいちばんだったんだけどね。

オルタネートは、キラキラしたもどかしい十代の頃に戻ったような、色んな気持ちを思い出したし、登場人物の皆のそれぞれの悩みや嬉しさ、そういうのがとてもリアルに感じて、昨年初めの方に読んだのに、ずっと心に残っている物語です。

 

いちばん心をえぐられたのは、梨屋アリエ先生の「キズナキス」

 

とにかく好きなのは「バニラな毎日」「さよならの夜食カフェ」

この先何度も読み返すと思う。

古内一絵さんの、マカン・マランシリーズは自分にとっては宝物のような物語です。

 

そして昨年嬉しかったのは、大好きな北森鴻先生の、香菜里屋シリーズ、

旗師・冬狐堂シリーズがそれぞれ新装版、復刻版で発売されたことです。

 

先生が亡くなって10年が過ぎて、本屋さんで手に入りづらくなってしまった作品たちが、また本屋さんの棚に並んでいるのを見た時の嬉しさったら。

先生の作品は本当に面白くて、一生懸命作品を追っているときの訃報、本当に悲しかったです。

 

未だに蓮丈那智シリーズの「邪馬台」「天城越」読めないんです。終わってしまうのが嫌で😢

 

今年は、蓮丈那智シリーズの新装版、、、、出ないかな?

新潮社さん…お願いします🙏

 

古美術✕ミステリー

民俗学✕ミステリー

とにかく美味しそうな料理とちょっとした謎、

このワードに心惹かれる方には絶対おすすめなので、北森作品を未読の方はぜひぜひ読んでみてほしいな。

 

◆古美術✕ミステリーでは、「旗師・冬狐堂」シリーズ

店舗を持たない古美術商、宇佐見陶子が活躍するお話です😊

狐罠→狐闇→緋友禅→瑠璃の契り

昨年、徳間文庫さんから復刻版が出てます。

 

民俗学✕ミステリー「蓮丈那智フィールドファイル」シリーズ

異端の民俗学者、蓮丈那智先生と助手の内藤三國が民俗学にまつわる謎を解決したり色々。

凶笑面→触身仏→写楽・考→邪馬台→天城越

新潮文庫です。

邪馬台はシリーズ初の長編。未完の遺作になってしまいましたが、パートナーの浅野里沙子さんが完成させました。

発売されてすぐに購入した、邪馬台と天城越、、、

いつ読めるんだろう。

浅野さんが引き継いで完成させた作品、読んだ方の感想は全く違和感なく読めたそうです。

新潮社さん、新装版出してくれないかなー

蓮丈那智シリーズ、本当に面白いのに中古でしか手に入りにくいんだもの。

 

◆美味しい料理✕ミステリー 「香菜里屋シリーズ」

三軒茶屋にあるビアバー香菜里屋のマスター工藤さんが活躍します。

出てくる料理がとにかく美味しそう。

花の下にて春死なむ→桜宵→蛍坂→香菜里屋を知っていますか

講談社文庫から昨年新装版が出ました🥰

 

他にも、普段は花師だけど絵画修復師としての顔を持つ佐月恭壱のシリーズ「深淵のガランス」→「虚栄の肖像」も好きです!

 

ファンの方の間では、「蜻蛉始末」「メイン・ディッシュ」

「暁の密使」が好きという声が多いみたい。

私未読なのです。メイン・ディッシュは購入してます😍

 

 

私もまだ未読の作品がたくさんあるので少しずつ揃えて読んでいきます!

今年は近々「冥府神の産声」を読む予定。

 

これからもどんなに時間が過ぎても、北森作品を読み続けていきたいと思っているミジンコファンです。

 

 

陶子が本当にかっこよくて好き。映像化してほしかったな〜

 

 

私が最初に読んだ北森作品。

桜宵は香菜里屋シリーズ2作目です😊

 

結局北森作品が好きっていう話になってしまったけど、2021年、とても嬉しかったことでした。

 

10冊のなかで、桜宵だけ再読だけど、何度読んでも…、自分が年齢を重ねた事もあると思うけど心に染み渡る作品です。

 

今年は、蓮丈那智シリーズを読みすすめられるかな?