2021年10月 読了本まとめ✨
今日から11月!
今年もあと少し。この間まで夏だった気がするんだけどな…
本当に一年あっと言う間です😱
今月も読了本のまとめを記録していきたいと思います😊✨
❦2021年10月の読了本❦
今月読んで一番心に残った本。
十代の女の子の複雑な気持ち、難しい人間関係。
自分の本音よりも皆の雰囲気を壊さないように、本心を悟られないように気を遣う日々。
この物語の舞台設定は、現代のような、ちょっと違う世界。
ICT絆プロジェクト特別推進校に通う女の子が主人公。
絆プロジェクトの一環で、「マインドスコープ」という人が頭の中で考えている事を翻訳する、他人の心を覗く望遠鏡のような装置が皆に配られる。
学校専用SNSでは、多くの共感を集めればランキングが上がる。
本当の気持ちはどこにあるんだろうね?
他人の心を覗く望遠鏡を皆が持っている世界なんて息ができないほどしんどい。
管理されて、与えられているものを、自分で選んでいるつもりになっている事、気づいていないけど自分もあるのかもしれない。
これは近未来ディストピア小説なのか?
他人の目がどうしても気になってしまう、ひとりぼっちを恐れる中学生女子のリアルな感情が溢れていて、読んでいて息苦しかった。
でも、もうだいぶ歳を重ねた自分にも響く部分がたくさんあった。
無理やりハッピーエンドにしないラストもとてもよかったと思う。
いつか、この物語の続きが読めたらいいなあと思う、とにかく心に残るお話でした。
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『追憶の烏』阿部智里
何ということか…。雪哉が感情を閉じ込めてしまうのも仕方ないのかも。
もうすっかり忘れていた人のまさかの登場に驚いた!
この先一体どうなって行くんでしょうか…
奈月彦が雪哉に話したかった事って何だったのかな?
続きがとても待ち遠しいです。
この先も予想を裏切る展開が続くのだろうな…
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エチュード3巻!
今回は平将門の時代にタイムスリップ。
美綾と一緒に傍観者の立ち位置で読みました。
魅力的な若き日の将門と蝦夷の娘、ユカラの想いがとても切なかった。
これはファンタジーだから、ユカラは実際はいない女の子だけれども、もしかしたら本当にいたのかもしれないし、いてくれたらいいなあと思う素敵な良い子でした。
ユカラの将門への想いに自分の気持ちを重ねてしまった美綾。
どうしようもないし、どうにもなれない…。
この物語はこの先どうなっていくのでしょう。
(荻原規子先生の坂東と蝦夷のお話といえば、薄紅天女。こちらも読み返したくなりました。)
『卒業タイムリミット』辻堂ゆめ
卒業式の3日前、教師の誘拐監禁事件が発生。SNSに動画があげられ、これまで関わり合いのなかった4人の生徒に犯人からの挑戦状が届く。
少しずつ明らかになる謎と皆の秘密…
青春×ミステリー✨
とっても好みの作品でした。面白かったなあ。
読後感もよかった。
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『悪母』春口裕子
コミカライズもされている、ママ友界隈の複雑な人間関係のお話。
個人的に、主人公の奈江に全く共感できなくてイライラしてしまった。
奈江が身近にいたらそっと距離をおいてしまうかも。
多分、悪い人じゃないし、いい人なんだけどね。
私は子供いないし、ママ友界隈の事は聞いた話や想像でしかないけど、ママ友は友達ではないし、どんな関係もお互いに精神的に自立していないとなぁ…と思った。終始モヤモヤが止まらないお話だった。
作者様の「奈江」のキャラ設定がリアルすぎて…他のママ達もだけど、こんなにモヤモヤさせてくれるなんて!
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『マーダーハウス』五十嵐貴久
美男美女ばかりの鎌倉のシェアハウス。
広いお屋敷での素敵な暮らしのハズが…😱!
1部屋30平米、家賃4.5万円って私も住みたいです!
最初に予想した流れと、この人怪しいかも?と思っていたのが全部外れました。
まだ入居者募集してるらしいよ😳運がよければ…?見つけられるかも😇
サクッと読めるミステリーです。
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『ウズタマ』額賀澪
父とふたり暮らしだった主人公。
ある日父から大金が振り込まれた通帳を渡される。
誰が用意してくれたお金なのか…?
父は意識不明になってしまい、、
自力で父と自分の過去を辿っていくと、ある事件にたどり着く。
家族って血の繋がりが絶対ではないよね。
サッポロ一番塩ラーメンが食べたくなるお話でした。
全体的にはよい話だったんだけど、突っ込みどころが満載な気もするんだよね🤔
主人公の周作とみーちゃん、新しい時間を幸せに生きてほしいな。
(周作、、、あんまり好きじゃないかも😇)
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『昨日がなければ明日もない』宮部みゆき
杉村三郎シリーズ第五作!
全体的に重めのお話。絶対零度、ざわざわした気持ちが抑えられない。
表題作、家族に振り回される妹が本当に気の毒で…。
他人だったらどんなによかっただろう。
後味は良くないけど一気に読ませる安定の面白さでした。
杉村さんは離婚してからのほうがいきいきして見えるなぁ。
ストーリーは重めだけど、杉村さんの探偵としての活躍ぶりが強引でなく、人間味がありとても好きです。
『出版禁止』長江俊和
凝った作りの作品だなあ。
最初なんにも考えずに読んで、「????」となり…
ネタバレ、解説、色々読みました。
なるほど〜。色々仕掛けられてたんだね!
視覚の死角□□
これは、好きな人は楽しいだろうね。
私は正直好みじゃなかった😱
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小説は9作品読了しました〜!
今月はとにかくキズナキスが心に残りました。
漫画は、楽しみにしていた、『わたしの幸せな結婚』3巻
『3月のライオン』を読んだよ!
まだ途中だけど、森博嗣『やりがいのある仕事という幻想』はめちゃくちゃ面白いです。
電車で本を読むのが苦手なのですが、恩田陸のエッセイが楽しすぎて、最近電車で読んでる😊
『恐怖の報酬日記』
11月もよい読書時間を過ごせるといいなあ。